【徹底比較】オール電化の平均電気代はどれくらい?誰でもできる節約術もご紹介

- オール電化住宅の平均電気代って、一般的にいくらくらい?
- オール電化のみとガス費用ではどれくらい差があるの?
- オール電化の電気代を安くするための具体的な節約術が知りたい!
こんな悩みにお答えします。
オール電化の暮らしは快適ですが、電気代の請求を見て「思ったより高い」と驚いた経験はありませんか?
電気代は、世帯構成や季節、ライフスタイルによって大きく変動するため、ご自宅の金額が適正なのか不安になりますよね。
また、オール電化のみのパターンとガスなどを併用するパターンでは、そもそもどれくらい電気代などが異なるのか気になる方もいるかと思います。
そこで、この記事では以下の内容をお伝えします。
- 【徹底比較】オール電化の平均電気代はどれくらい?ケース別に解説!
- オール電化の電気代が高い!考えられる5つの原因
- 今日からできる!オール電化の電気代を安くする7つの節約術
- オール電化住宅の5つのメリットおよび5つのデメリット
- オール電化の電気代に関するよくある質問
この記事を読めば、オール電化の電気代に関する全体像がわかり、ご自身の状況と比較して、光熱費を見直すきっかけになります。
経済的な負担を減らし、より快適なオール電化ライフを実現するために、ぜひ本記事で紹介する節約術を実践してみてくださいね。
【徹底比較】オール電化の平均電気代はどれくらい?ケース別に解説!
オール電化住宅の平均電気代は、世帯人数やライフスタイルによって大きく異なります。
自分の家の電気代が高いのか安いのかを判断するためには、まずは一般的な平均額を知ることが重要です。
以下では、公的なデータなどを参考にしながら、さまざまなケース別にオール電化の平均電気代を比較し、くわしく解説していきます。
「ガス併用ではなく、オール電化にすればどれくらい電気代が下がるのか」もわかりますので、それぞれチェックしてみてください。
【世帯別】オール電化とガス併用の平均費用
総務省統計局が公表している家計調査のデータをもとに、オール電化住宅とガスを併用している住宅の平均電気代を算出しました。
2024年の世帯構成別の実績は、下表のとおりです。
| 世帯人数 | オール電化(平均) | ガス併用(電気+ガス) | 差額(メリット) |
| 1人 | 10,777円 | 10,533円 | ▲ 244円 |
| 2人 | 13,406円 | 16,872円 | ▲ 3,466円 |
| 3人 | 14,835円 | 18,983円 | ▲ 4,148円 |
| 4人 | 16,533円 | 18,567円 | ▲ 2,034円 |
出典:総務省統計局「家計調査 / 家計収支編 総世帯 詳細結果表 2024」
なお、ガス併用の金額には、ガス代の他に「他の光熱費」としての数値も含まれています。
子どもがいる家庭や、世帯主の年齢によっても金額は変動するため、あくまで参考としてください。
とはいえ、データ上はガス併用よりもオール電化の方が経済的なメリットがあるといえます。
【季節別】オール電化の平均電気代
オール電化の電気代は、季節によって大きく変動します。一年で最も電気代が高くなるのは冬です。
| 時期 | 2023年 平均電気代 | 2024年 平均電気代 | 2025年 平均電気代 |
| 1月〜3月 | 17,723円 | 13,265円 | 16,005円 |
| 4月〜6月 | 11,354円 | 11,125円 | 12,578円 |
| 7月〜9月 | 9,885円 | 11,984円 | 12,442円 |
| 10月〜12月 | 10,099円 | 11,657円 | データ未公表 |
その理由は、エアコンなどの暖房器具を頻繁に使うことに加えて、外の気温が低いためにエコキュートがお湯を沸かす際により多くの電力を消費するためです。
また、水道水の温度も下がるため、給湯に必要なエネルギーが増加します。
次に高くなるのが夏で、冷房の使用が主な原因です。一方で、春と秋は冷暖房をあまり使わないため、電気代は比較的安く落ち着く傾向にあります。
季節ごとの変動を理解しておけば、年間の電気代の見通しを立てやすくなります。
【地域別】お住まいのエリアにおける平均電気代
電気代は、お住まいの地域によっても変わります。
なぜなら、電気を供給する電力会社(東京電力エナジーパートナー、関西電力など)がエリアごとに異なり、それぞれ料金プランや単価が違うためです。
また、気候も電気代に大きく影響します。
たとえば、北海道や東北地方のような冬の寒さが厳しい地域では、暖房の使用量が増えるため、他の地方に比べて電気代が高くなる傾向が見られます。
反対に、沖縄地方のように年間を通して温暖な地域では、暖房費は抑えられますが、冷房の使用期間が長くなることもあります。
| エリア | 平均電気代 |
| 北海道 | 10,481円 |
| 東北 | 11,636円 |
| 関東 | 9,819円 |
| 北陸 | 12,104円 |
| 東海 | 10,180円 |
| 近畿 | 9,328円 |
| 中国 | 11,213円 |
| 四国 | 10,935円 |
| 九州 | 8,739円 |
| 沖縄 | 9,988円 |
出典:総務省統計局「データセット一覧 都市階級・地方・都道府県庁所在市別 総世帯・勤労者世帯・勤労者世帯以外の世帯」
各エリアの料金や気候をチェックして、自分の地域の平均と比較することが大切です。
【働き方別】テレワークの有無による平均電気代
働き方の変化も、オール電化の電気代に影響を与えます。
特にテレワークが中心の生活では、日中の在宅時間が長くなるため、電気代が上昇する傾向があります。
日中はパソコンや照明、エアコンなどの電化製品を使う時間が増え、全体の電気使用量が増加するからです。
| ライフスタイル | 月間推計電気代 | 特徴 |
| 日中不在 (共働き等) | 16,533円 | ・テレワークする家庭では、単価が1.5〜2倍高い ・昼間帯の消費が増え、月4,000円前後上昇する傾向がある |
| 日中在宅 (テレワーク等) | 20,533円 |
オール電化向けの料金プランは、夜間の電力が安く設定されている一方で、日中の電力は割高な場合が多いです。
そのため、在宅勤務で日中の電力消費が増えると、電気代の請求額が予想以上に高くなる可能性があります。
働き方が変わった場合は、一度電気の使い方を見直してみるのがおすすめです。
オール電化の電気代が高い!考えられる5つの原因

オール電化の電気代請求が高額になり、「なぜこんなに高いのだろう」と懸念を抱いたことがある方もいるでしょう。
その原因は一つではなく、複数の要因が絡み合っている場合がほとんどです。
主な理由として、以下の5つを解説します。
- 原因①:日中の電気使用量が多いから
- 原因②:電力料金プランがライフスタイルに合っていないから
- 原因③:給湯器(エコキュート)が非効率な設定になっているから
- 原因④:家電・設備が古くなっているから
- 原因⑤:電気のムダ遣いが多いから
電気代が高くなる原因として考えられる5つの要因を把握し、ご家庭の状況と照らし合わせてみましょう。
原因①:日中の電気使用量が多いから
オール電化住宅向けの電気料金プランは、夜間の電気代が割安な代わりに、日中の電気代は割高に設定されていることが一般的です。
そのため、日中の電気使用量が多いと、電気代が高額になる直接的な原因となります。
たとえば、テレワークで一日中自宅で仕事をしていたり、専業主婦(主夫)の方が昼間に家事を集中して行ったりするライフスタイルでは、割高な時間帯に電気を多く消費してしまいます。
家族が日中も在宅している時間が長い家庭では、冷暖房や家電の使用量が増え、電気代が高くなりがちです。
原因②:電力料金プランがライフスタイルに合っていないから
契約している電力会社の料金プランが、現在の自分のライフスタイルに合っていない可能性も考えられます。
たとえば、引越しや家族構成の変化、働き方の変更などによって、電気を使う時間帯が以前と大きく変わったにもかかわらず、古いプランのままでいるケースです。
たとえば、夜間に電気をあまり使わず、昼間の活動が多い生活を送っている場合、夜間割引のメリットを活かせず、かえって電気代が高くついてしまいます。
電力の自由化以降、さまざまな会社から多様なプランが提供しています。だからこそ、定期的に見直しを行い、自分の生活に最適なプランを選択するようにしましょう。
原因③:給湯器(エコキュート)が非効率な設定になっているから
オール電化住宅の電気代で大きな割合を占めるのが、給湯器(エコキュート)です。
エコキュートは、電気代の安い夜間にお湯を沸かしてタンクに貯めておく仕組みですが、この設定が非効率だと無駄な電力消費につながります。
たとえば、お湯切れを心配するあまり、常に湯量を「多め」に設定していると、使わないお湯まで沸かすことになり非効率です。
また、日中にお湯が足りなくなって頻繁に「沸き増し」をすると、昼間の割高な電力を使うため電気代が上がってしまいます。
季節ごとにお湯の使用量を見直し、適切な設定に調整することが、効率的な運転のポイントです。
原因④:家電・設備が古くなっているから
古い家電や設備を使い続けていることも、オール電化の電気代が高くなる原因の一つです。
特に、以下のような大型家電は、近年の省エネ技術の進歩が著しく、10年以上前の製品と最新のモデルとでは消費電力に大きな差があります。
- エコキュート
- エアコン
- 冷蔵庫
たとえば、オール電化住宅が普及し始めた頃の蓄熱暖房機や電気温水器は、特に電気使用量が多いケースがあります。
また、古いエコキュートは省エネ性能が低いだけでなく、設備の劣化や貯湯タンクの汚れによって効率が落ち、余計な電力を消費している可能性も。
生活家電も含め、古い機器は消費電力が大きいことにご注意ください。
原因⑤:電気のムダ遣いが多いから
日々の生活の中での電気のムダ遣いも、電気代を押し上げる要因です。
誰もいない部屋の照明をつけっぱなしにしたり、必要以上にお湯を沸かしたりといった小さな習慣が積み重なると、全体の電気使用量は増加します。
特に、エアコンや浴室乾燥機など消費電力の大きい家電を非効率な使い方で多用すると、請求額は一気に上がります。
たとえば、家族4人がそれぞれ別々の部屋でエアコンや照明を使っていると、想像以上に電気を消費しているかもしれません。
電気の使い方を見直し、ムダをなくす意識を持つことが大切です。
今日からできる!オール電化の電気代を安くする7つの節約術
オール電化の電気代は、日々の少しの工夫や意識で安くできます。電気代が高いと感じているなら、節約の余地は十分にあります。
ここでは、誰でも今日から実践できる具体的な7つの節約術を紹介します。
- 節約術①:電気料金が安い夜間時間帯に家事をシフトする
- 節約術②:エコキュートの沸き上げ設定を最適化する
- 節約術③:電力会社や料金プランを見直す
- 節約術④:契約アンペア数を適切なものに変更する
- 節約術⑤:省エネ性能の高い最新家電に買い替える
- 節約術⑥:断熱対策で暖房効率をアップさせる
- 節約術⑦:太陽光発電システムや蓄電池を導入する
これらのポイントを習慣にすることで、効果的な節電が期待でき、家計の負担軽減が実現できます。
無理なく続けられる方法を見つけて、電気の使い方を見直してみましょう。
節約術①:電気料金が安い夜間時間帯に家事をシフトする
オール電化向けの料金プランは、夜間や深夜の時間帯の電気料金が割安に設定されています。
この「ナイトタイム」をうまく活用することが、節約の大きなポイントです。
たとえば、食洗機や洗濯乾燥機、炊飯器などの家電にはタイマー機能がついているものが多いため、夜間の安い時間帯に稼働するようにセットしましょう。
昼間にまとめて行っていた家事の一部を夜間にシフトするだけで、同じ家事をしても電気代を安く済ませられます。
生活リズムに合わせて、安価な電力を最大限に活用する工夫をしてみてください。
節約術②:エコキュートの沸き上げ設定を最適化する
エコキュートは、電気代に大きく影響するため、設定の最適化が重要です。
多くのエコキュートには、過去のお湯の使用量を学習し、自動で最適な湯量を沸き上げる「おまかせモード」が搭載されています。この機能を活用することで、無駄な沸き上げを防げます。
また、旅行などで長期間家を空ける際は、沸き上げを停止する設定にしましょう。
季節によってもお湯の使用量は変わるため、定期的に設定を見直すのがおすすめです。
日中の割高な時間帯に沸き増しをしないように、「ピークカット設定」などを利用するのも有効です。
節約術③:電力会社や料金プランを見直す
現在契約している電力会社や料金プランが、ご自身のライフスタイルに最適かを見直すことも効果的な節約術です。
電力自由化により、多くの会社が特色あるプランを提供しており、中にはオール電化住宅専用のお得なプランや、特定のサービスとセットで割引が適用されるものもあります。
インターネットで簡単に料金シミュレーションができる会社も多いので、複数の会社を比較検討してみましょう。
自分の生活パターンに合ったプランに切り替えるだけで、毎月の電気代を大きく削減できる可能性があります。
節約術④:契約アンペア数を適切なものに変更する
契約アンペア数を見直すことで、毎月の基本料金を下げられる場合があります。
基本料金は、一度に使える電気の上限である契約アンペア数によって決まるため、必要以上に大きなアンペアで契約していると、使わなくても高い料金を支払うことになるからです。
家族の人数やライフスタイルを考慮し、同時に使用する家電の量を把握したうえで、適切な契約アンペアに変更しましょう。
契約するときは、以下の世帯別アンペア数を目安にしてみてください。
- 1人暮らし:20〜30A
- 2人暮らし:20〜50A
- 3人・4人暮らし:40〜50A
- 5人暮らし以上:60A
ただし、アンペア数を下げすぎると頻繁にブレーカーが落ちて不便になるため、電力会社のウェブサイトなどで十分にシミュレーションしてから変更するのがおすすめです。
節約術⑤:省エネ性能の高い最新家電に買い替える
もし10年以上前の古い家電製品を使っているなら、省エネ性能の高い最新の機器に買い替えることを検討しましょう。
技術の進歩により、特に冷蔵庫やエアコン、照明などの消費電力は、昔のモデルと比較して大幅に削減されています。
初期費用はかかりますが、毎月の電気代が安くなるため、長期的に見れば経済的なメリットが大きいです。特に、毎日長時間使う電化製品から買い替えを検討するのが効果的です。
購入するときは、省エネ性能を示すラベルなどを参考に、より環境にも家計にも優しい製品を選びましょう。
節約術⑥:断熱対策で暖房効率をアップさせる
冬場の暖房効率を上げるためには、住まいの断熱対策も非常に効果的です。
なぜなら、窓は熱が逃げやすい場所なので、断熱シートを貼ったり、厚手で床まで届く長さのカーテンに替えたりするだけでも効果を実感できるからです。
断熱対策をすれば、エアコンなどの暖房器具の設定温度を過度に上げなくても、部屋の暖かさを保ちやすくなります。
また、エアコンのフィルターをこまめに掃除し、サーキュレーターを併用して暖かい空気を部屋全体に循環させるのもおすすめです。夏場は、日差しを遮ることで冷房効率がアップします。
適切な室温(暖房20℃、冷房28℃が目安)を保つ工夫もしましょう。
節約術⑦:太陽光発電システムや蓄電池を導入する
より積極的に電気代を節約したいなら、太陽光発電システムや蓄電池の導入も有効な選択肢です。
太陽光発電を設置すれば、日中の電気を自家発電でまかなうことができ、電力会社から買う電気の量を大幅に減らせます。特に、日中の電気代が割高なオール電化プランでは効果が大きくなります。
蓄電池を併用すれば、昼間に発電した電気を貯めて夜に使ったり、災害時の非常用電源として活用したりすることも可能になります。
初期費用は高額ですが、国や自治体の補助金制度を利用できる場合もあるため、長期的な収支を考えて検討する価値があります。
オール電化住宅の5つのメリット

オール電化住宅は、電気代だけでなく、暮らしの快適性や安全性においても多くのメリットを持っています。
主なメリットは、以下の5つです。
- 光熱費の基本料金を一本化できる
- キッチンが掃除しやすくなる
- 火災リスクが低減し安全性が高い
- 災害時の復旧が比較的早い
- 補助金を活用できることもある
これらのポイントを理解することで、オール電化の暮らしがより魅力的に感じられるかもしれません。
では、それぞれの特徴をくわしく見ていきましょう。
光熱費の基本料金を一本化できる
オール電化住宅の大きなメリットは、光熱費の基本料金を一本化できる点です。
ガスを契約する必要がないため、電気とガスの両方で支払っていた基本料金が電気のみになり、その分コストを削減できます。支払い先も電力会社一つにまとまるため、毎月の家計管理が非常にシンプルになります。
光熱費の支出を把握しやすくなることは、家計を見直すうえでも大きなメリットになります。
支払いの手間が省け、管理が楽になる点は、日々の暮らしにおいて直接的なメリットとして感じられるでしょう。
キッチンが掃除しやすくなる
キッチンが掃除しやすいことも、オール電化のメリットです。
なぜなら、ガスコンロは、点火装置や五徳などの形状が複雑で汚れが溜まりやすいのが難点だからです。
しかし、IHクッキングヒーターは表面が平らなため、調理中の吹きこぼれや油ハネもサッと拭き取るだけで簡単にきれいにできます。掃除の手間が格段に減るため、いつでも衛生的なキッチンを保ちやすいのが嬉しいポイント。
また、汚れによる経年劣化を防止できるのもポイントで、長くきれいに使い続けられるというメリットもあります。
火災リスクが低減し安全性が高い
オール電化住宅は、火を直接使わないため、ガス併用住宅に比べて火災のリスクが低く、安全性が高いという特徴があります。
特にIHクッキングヒーターは、下記のようにさまざまな安全装置が搭載されています。
- 鍋を置いていないと加熱されない機能
- 切り忘れ防止
- 温度の過上昇を防ぐ機能
炎が出ないため、調理中に衣服の袖口に火が燃え移る心配もありません。
小さなお子様や高齢のご家族がいる家庭にとって、この安全性の高さは大きな安心材料となります。
災害時の復旧が比較的早い
地震などの災害が発生した際、電気・ガス・水道といったライフラインの中では、電気が最も復旧が早いといわれています。
そのため、すべてのエネルギーを電気でまかなうオール電化住宅は、災害後の生活を比較的早く立て直せる可能性があります。
また、エコキュートや電気温水器を設置している場合、タンク内に貯まっている水を非常用の生活用水として活用できるというメリットも。
断水時でもトイレを流したり、体を拭いたりするための水を確保できるのは、災害への備えとして非常に心強いです。
補助金を活用できることもある
オール電化を導入する際には、国や自治体が実施する補助金制度を利用できることがあります。
たとえば、経済産業省資源エネルギー庁が実施する「給湯省エネ2025事業」では、省エネ性能の高いエコキュートなどを導入する際に補助金が交付されます。
また、太陽光発電システムや蓄電池の設置に対しても、多くの自治体が独自の補助金を用意しています。
これらの補助金を活用することで、導入時の初期費用をグッと抑えられます。
オール電化への移行や設備の導入を検討しているなら、自分が利用できる補助金がないか、自治体のウェブサイトなどで情報をチェックしておきましょう。
オール電化住宅の5つのデメリット
オール電化住宅には多くのメリットがある一方で、事前に知っておくべきデメリットや注意点も存在します。
具体的には、以下の5つのデメリットを把握しておきましょう。
- 日中の電気代が割高になる傾向がある
- 停電時にすべての設備が使用不可になる
- 停電時は火が使えない
- 使える調理器具が限られる
- エコキュートの設置スペースが必要になる
これらの懸念点をあらかじめ理解し、適切な対応策を考えておくことが、後悔しない選択をするために欠かせません。
それぞれのデメリットについて、くわしく解説していきます。
日中の電気代が割高になる傾向がある
オール電化向けの電気料金プランの多くは、夜間の電気代単価が安く設定されている代わりに、日中の単価が割高になっています。
このため、日中に在宅している時間が長く、昼間に電気を多く消費するライフスタイルの家庭では、電気代が高くなる傾向があります。
テレワークや小さなお子様がいるご家庭など、日中の活動が多い場合は、このデメリットが顕著に現れる可能性があります。
停電時にすべての設備が使用不可になる
オール電化住宅は、調理、給湯、冷暖房など、生活のすべてを電気に依存しているため、停電が発生すると全ての設備が使用できなくなります。
ガス併用住宅であれば、停電中でもガスコンロで調理をしたり、ガス給湯器でお湯を使えたりする場合がありますが、オール電化ではできません。
特に長時間の停電になると、生活への影響が大きくなるというリスクを覚えておきましょう。
このデメリットへの対策として、カセットコンロやポータブル電源、蓄電池などを備えておくと安心です。
停電時は火が使えない
停電時に火が使えないのも、オール電化のネックです。
停電中でも、一般住宅ならガスによって料理や湯沸かしができますが、オール電化住宅では不可能だからです。
電気とガスの一本化はメリットでもありますが、電気が止まると日常生活に大きな制限がかかるという弊害があることは覚えておきましょう。
特に寒い冬の停電では、暖房が使えないだけでなく、温かい食事や飲み物を用意することも難しくなります。火は食事に大きな影響を与えるため、停電時のダメージを大きく感じるでしょう。
災害時の備えとして、電気を使わずに済む食料を準備しておくことが大切です。
使える調理器具が限られる
オール電化住宅ではキッチンにIHクッキングヒーターが用いられるため、使える調理器具が制限されます。
IHクッキングヒーターは磁力で鍋底を直接加熱する仕組みであり、ガスコンロとは加熱の仕方が異なります。そのため、「IH対応」と表示された鍋やフライパンしか使用できません。
特に、土鍋やアルミ製、銅製の鍋、底が丸い中華鍋などは基本的に使えないため、ガスコンロからの切り替え時には、調理器具を買い替える必要が出てくる場合があります。
エコキュートの設置スペースが必要になる
オール電化に不可欠なエコキュートは、お湯を沸かす「ヒートポンプユニット」と、沸かしたお湯を貯めておく「貯湯タンク」の二つで構成されています。
特に貯湯タンクは大型で、設置にはある程度のスペースを確保する必要があります。
一般的には住宅の屋外に設置しますが、敷地が狭い場合やマンションなどでは、設置場所を見つけるのが難しいケースもあります。
薄型やコンパクトタイプのエコキュートも登場していますが、導入を検討する際は、あらかじめ自宅に十分な設置スペースがあるかを確認しておきましょう。
オール電化の電気代に関するよくある質問
オール電化の電気代については、多くの人がさまざまな疑問を持っています。
たとえば、「何が一番電気代を高くしているの?」「冬に電気代が跳ね上がるのはどうして?」といった質問は、非常によく聞かれる内容です。
以下では、オール電化の電気代に関するよくある質問をピックアップし、それぞれの疑問に簡潔にお答えします。
オール電化で電気代が一番かかる原因は何ですか?
家庭内で最も電力消費の割合が大きいのは「給湯」です。
資源エネルギー庁の調査によると、家庭におけるエネルギー消費量の内訳では給湯が約3割を占めており、大きく電気代がかかる原因の一つとなっています。
エコキュートの効率的な運用が、オール電化の電気代を節約するうえで最も重要なポイントになります。
冬場の電気代が特に高くなるのはなぜですか?
冬場は外の気温が低いため、水を設定温度まで温めるのにより多くのエネルギーが必要になるからです。
エコキュートの給湯効率が下がることに加え、エアコンなどの暖房器具を長時間使用することが重なり、電気代が他の季節よりも特に高くなります。
日照時間が短くなることも、太陽光発電の効率に影響します。
オール電化住宅の契約アンペア数はどのくらいが目安ですか?
家族の人数や生活スタイルによって最適なアンペア数は異なるため、以下の数値を参考にしてみてください。
- 1人暮らし:20〜30A
- 2人暮らし:20〜50A
- 3人・4人暮らし:40〜50
- 5人暮らし以上:60A
オール電化住宅では、エコキュートやIHクッキングヒーターなど、消費電力の大きな家電を同時に使用する場面があるためです。
ガス併用住宅の目安であるアンペア数よりも大きい契約が必要になる点にご留意ください。
まとめ
今回はオール電化の平均電気代や電気代が高くなる原因、そして具体的な節約術について解説しました。
オール電化の平均電気代は世帯人数や季節、地域によって変動します。
オール電化住宅で電気代が高くなる原因は、以下のとおりです。
- 原因①:日中の電気使用量が多いから
- 原因②:電力料金プランがライフスタイルに合っていないから
- 原因③:給湯器(エコキュート)が非効率な設定になっているから
- 原因④:家電・設備が古くなっているから
- 原因⑤:電気のムダ遣いが多いから
オール電化の電気代は、ライフスタイルの工夫や設備の見直しによって、大きく節約できる可能性があります。
少しでも電気代を節約するには、以下の節約術を実践してみてください。
- 節約術①:電気料金が安い夜間時間帯に家事をシフトする
- 節約術②:エコキュートの沸き上げ設定を最適化する
- 節約術③:電力会社や料金プランを見直す
- 節約術④:契約アンペア数を適切なものに変更する
- 節約術⑤:省エネ性能の高い最新家電に買い替える
- 節約術⑥:断熱対策で暖房効率をアップさせる
- 節約術⑦:太陽光発電システムや蓄電池を導入する
なお、オール電化にはメリットだけでなく、停電時のリスクなどのデメリットも存在しますので、これからオール電化にするのかガス併用にするのかを迷っている方は、それぞれの良し悪しを把握したうえで決めましょう。
この記事で紹介した情報を参考に、まずはご自身の電気の使い方を見直し、できるところから節約術を実践してみてください。
より快適で経済的な暮らしを実現するためには、電力会社のプラン比較などを通じて、ご家庭に最適な選択を心がけましょう。
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