【全12パターン】太陽光+蓄電池の家庭別シミュレーションを徹底解説!

電卓と日本円の紙幣、住宅模型を並べた資金計画・住宅ローンをイメージした写真
  • 太陽光発電と家庭用蓄電池を導入したいけど、本当に元が取れるのか不安
  • 自分の家の家族構成やライフスタイルだと、どれくらいの節約効果があるのか知りたい
  • 業者や製品が多くて、どれを選べば良いのかわからない

こんな悩みにお答えします。

最近は電気代の高騰が続き、太陽光発電や蓄電池への注目がますます高まっています。しかし、いざ導入を検討し始めるとさまざまな悩みが出てくるものです。

せっかく高価な設備を取り入れても、ライフスタイルに合っていなければ、十分な節約効果を得ることはできません。

そこでこの記事では、ライフスタイル別(全12パターン)のシミュレーションを中心に、以下の内容をお伝えします。

  • 「太陽光発電+蓄電池」のセット導入が注目されている3つの理由
  • 【全12パターン】ライフスタイル別!太陽光+蓄電池の導入シミュレーション
  • シミュレーション結果から算出!元が取れる年数の考え方
  • 「太陽光発電+蓄電池」を賢く導入する3つの重要ポイント
  • 【実例で解説】太陽光+蓄電池の導入で「失敗」を避ける3つの注意点
  • 太陽光発電と蓄電池の家庭別シミュレーションに関するよくある質問

この記事を読めば、ライフスタイルの違いによって「太陽光発電+蓄電池」がもたらす経済効果はどう変わるのか、そしてどのようなポイントに気をつけて導入すればいいのかがわかります。

失敗しないためにも、多様なシミュレーションを参考に、自分に合った選択をするためにお役立てください。

h2:「太陽光発電+蓄電池」のセット導入が注目されている3つの理由

近年、太陽光発電と蓄電池のセット導入が注目される背景には、以下の3つの理由があります。

  • 電気代の高騰で家計への負担が増えているから
  • FIT制度終了後は売電より自家消費がお得になったから
  • 災害時の停電に備える非常用電源として安心だから

事実、太陽光発電システムは、日本の累積導入量は2014年から2023年の10年間で3倍以上に、世界全体では8倍に拡大しています。

日本の太陽光発電の累積導入量の推移(2014〜2023年)と2023年度エリア別累積導入量を示したグラフ

出典:公益財団法人 自然エネルギー財団「太陽光発電の動向 日本と世界の最新データ&トレンド 2024年12月」

また、蓄電池の出荷台数は15.8万台に到達し、同じく前年比100%超のペースで成長を続けています。

太陽光発電の容量帯別構成比と導入容量の推移を示したグラフ(2013〜2025年上期)

出典:一般社団法人 日本電機工業会「日本電機工業会自主統計 2025年度上期出荷実績」

数字からもわかるように「太陽光発電+蓄電池」が注目され、多くの方に支持されているのです。

上記の3つの理由について、さらに深掘りして解説していきます。

h3:電気代の高騰で家計への負担が増えているから

近年、世界の経済状況の変動や燃料価格の上昇を受け、電気代の高騰が続いています。

総務省の家計調査でも、電気代が家計に与える影響は増加傾向にあり、多くの家庭で経済的な負担が増えている状況です。

今後もこの流れが続くと予想されるため、打ち手としては電力会社から電気を買う量を減らすための対策がますます重要になるでしょう。

だからこそ今、自宅で電気をつくり、ためて使うことで、購入する電力量を大きく削減できる「太陽光発電+蓄電池」が注目されているのです。

これにより、電気料金の上昇リスクから家計を守る効果が期待できます。

FIT制度終了後は売電より自家消費がお得になったから

FIT(固定価格買取制度)は、太陽光発電でつくった電気を電力会社が一定期間、固定価格で買い取る仕組みです。

しかし、この制度が終了すると、売電単価は大幅に低下します。たとえば、太陽光発電を導入してから最初の10年間は40円以上だった単価が、2024年や2025年には固定買取期間の10年を過ぎると7円~8円程度まで下がっています。

また、最初の10年間に適用される売電単価はFITの導入当初よりも年々下がっており、近年は16円/kWhという単価で推移しています。

つまり、電力会社から電気を買う単価(約30円)よりはるかに安いということです。

そのため売電で収入を得るよりも、発電した電気を売らずに蓄電池にためて自宅で使う「自家消費」のほうが経済的にお得という状況に変化しているのです。

災害時の停電に備える非常用電源として安心だから

日本は地震や台風といった自然災害が多く、いつ大規模な停電が発生するかわからないというリスクがあります。

災害時に停電が起こると、照明や通信手段が使えなくなり、大きな不安を感じる事態に陥るでしょう。

しかし、停電時であっても、太陽光発電システムがあれば非常用電源を活用し、日中に発電した電力を使えます。

また、家庭用蓄電池があれば、万が一の停電時でも非常用電源として電気を確保できます。太陽光パネルが発電できる昼間はもちろん、夜間でも数時間から1日程度、最低限の電力が使えるという安心感は大きな価値をもたらします。

注目される理由には、防災対策の一環として、家庭のバックアップ電源を準備しておきたいというニーズの高まりもあるのです。

目次

【全12パターン】ライフスタイル別!太陽光+蓄電池の導入シミュレーション

ここからは太陽光発電システムと蓄電池による経済効果が、ライフスタイルによってどう異なるのかについて解説していきます。

まず、シミュレーション結果から共有すると、12のパターンではそれぞれ以下のように異なります。

ライフスタイル(パターン)主な特徴・活用法自家消費率月間メリット
1. 単身・共働き夜間の蓄電池利用がメイン47%13,517円
2. 子育て・多世帯日中の家事・空調に直接利用66%15,197円
3. ペット共生・介護24時間エアコン常時稼働82%16,652円
4. EV(電気自動車)所有日中に車へ優先充電55%14,222円※
5. オール電化住宅エコキュートの昼間沸き上げ77%16,157円
6. テレワーク・在宅仕事部屋の電力をリアルタイム消費58%14,462円
7. 郊外・広い屋根パネル10kWの大容量設置32%24,409円
8. 都市部・狭小住宅3kWのパネルを無駄なく使い切る64%9,007円
9. シニア・二人暮らし老後の固定費削減と安心を重視57%14,402円
10. ZEH・高断熱住宅高効率設備との連動で自給率UP75%15,992円
11. 不規則・夜勤あり夕方〜夜間の活動を蓄電池でカバー62%14,852円
12. 住宅兼店舗・事務所営業時間の消費を太陽光でまかなう72%15,737円

※EV所有パターンは、別途ガソリン代削減分のメリットが上乗せされます。

これらはあくまで一例にはなりますが、以下の条件で自家消費量と売電量が異なった際に、どれくらい経済効果に変化が現れるかに着目してみてください。

【シミュレーションの前提条件】

項目条件
太陽光パネル5kW
蓄電池容量7kWh
月間平均発電量587kWh(5kWパネル × 1日平均3.8時間発電 × 31日)
電気料金単価31円/kWh(電力会社から買う電気の価格)
売電価格16円/kWh(2024年度以降のFIT価格を想定)
自家消費量総発電量 × 各パターンの自家消費率(%)
売電量総発電量 - 自家消費量
算出式「自家消費額(量 × 31円)」+「売電収入(量 × 16円)」= 経済メリット

なお、587kWhという発電量は日本の平均的な日照条件において「やや条件が良い場合」の現実的な数値として設定しています。

地域(北海道と九州など)によって日照時間は変わるため、実際にはお住まいの地域によって変動することにご留意ください。

では、それぞれ12個のパターンについて見ていきましょう。

単身・共働き】日中の不在が多い世帯のパターン

【自家消費率:47%(日中の使用はほぼゼロだが、蓄電池へのフル充電と夜間利用を想定)】

項目数値計算式(算出根拠)
自家消費量275kWh587kWh(総発電量) × 47%
売電量312kWh587kWh - 275kWh(自家消費量)
経済メリット13,517円(275kWh × 31円) + (312kWh × 16円)

日中はお仕事をされている単身や共働きの世帯では、発電した電気を売る「売電」が中心となります。

しかし、最近は売電価格が下がっているため、蓄電池を活用して夜間に電気を使うスタイルがおすすめです。

昼間に太陽光で貯めた電気を、帰宅後の照明や家電に充てることで、高い電気を買わずに済むからです。

なるべく家計への影響を抑えるには、生活リズムに合わせた賢い運用が欠かせません。

【子育て・多世帯】日中の在宅時間が長い世帯のパターン

【自家消費率:66%(日中の家事や空調での直接利用に加え、蓄電池も活用する想定)】

項目数値計算式(算出根拠)
自家消費量387kWh587kWh(総発電量) × 66%
売電量200kWh587kWh - 387kWh(自家消費量)
経済メリット15,197円(387kWh × 31円) + (200kWh × 16円)

小さなお子様がいる家庭や、ご親族と同居されている世帯では、日中の電力消費が多くなります。

電気代を大幅に抑えるには、太陽光パネルで発電している時間帯に、洗濯機や食洗機などを集中的に使うことがポイントです。

さらに、余った分を蓄電池に貯めておけば、夕食時の電力需要が高まる時間帯もしっかりカバーできます。

家族全員が快適に過ごしながら、節約も同時に叶えられる理想的なパターンといえるでしょう。

【ペット共生・介護】24時間エアコン稼働が必須の世帯のパターン

【自家消費率:82%(24時間の空調管理により、日中・夜間ともに消費電力が極めて多い想定)】

項目数値計算式(算出根拠)
自家消費量484kWh587kWh(総発電量) × 82%
売電量103kWh587kWh - 484kWh(自家消費量)
経済メリット16,652円(484kWh × 31円) + (103kWh × 16円)

大切なペットのために、あるいは在宅介護のために、1日中エアコンをつけっぱなしにする家庭も増えています。このようなケースでは、年間の電気代が非常に高額になりがちです。

しかし、太陽光発電システムがあれば、昼間の冷暖房費を実質無料に近づけられます。なぜなら、発電した電気をそのまま冷暖房費としてリアルタイムで消費できるからです。

また、万が一の停電時でも蓄電池があれば、空調を止めることなく大切な家族の健康を守れるという、お金には代えられない大きな安心感を得られるメリットもあります。

【EV(電気自動車)所有】移動も家計もスマートにしたい世帯のパターン

【自家消費率:55%(家庭内利用に加え、日中の余剰分をEVへ優先的に充電する想定)】

項目数値計算式(算出根拠)
自家消費量322kWh587kWh(総発電量) × 55%
売電量265kWh587kWh - 322kWh(自家消費量)
経済メリット14,222円(322kWh × 31円) + (265kWh × 16円)

※ここに別途、ガソリン代削減分(約8,000円)が加算されます。

電気自動車(EV)を所有している、または検討中の方には、上記のシミュレーションを参考にしてみてください。

他のシミュレーションと異なり、太陽光で作った電気を車に充電すれば、毎月のガソリン代や充電費用を劇的に減らすことができます。

さらにV2H(ブイツーエイチ:車から家へ電気を供給する仕組み)を導入すれば、災害時に車を巨大な予備電源として活用できるため、利便性と防災力が格段に向上するというメリットがあります。

【オール電化】光熱費を一本化して大幅な削減を狙うパターン

【自家消費率:77%(エコキュートの昼間沸き上げと蓄電池利用を組み合わせた想定)】

項目数値計算式(算出根拠)
自家消費量451kWh587kWh(総発電量) × 77%
売電量136kWh587kWh - 451kWh(自家消費量)
経済メリット16,157円(451kWh × 31円) + (136kWh × 16円)

オール電化住宅では、エコキュート(大気中の熱を利用してお湯を沸かす設備)の使用タイミングが鍵となります。

これまでは深夜電力を利用するのが一般的でしたが、太陽光発電システムと蓄電池を組み合わせることで、昼間の太陽光で作った無料の電気でお湯を沸かす設定に変更できます。

これにより、購入する電気量を最小限に抑え、光熱費を劇的に下げることが可能です。

【テレワーク・在宅勤務】平日の昼間も常に電気を使用するパターン

【自家消費率:58%(仕事部屋の空調・機器利用により、通常世帯より日中の自給率が高い想定)】

項目数値計算式(算出根拠)
自家消費量338kWh587kWh(総発電量) × 58%
売電量249kWh587kWh - 338kWh(自家消費量)
経済メリット14,462円(338kWh × 31円) + (249kWh × 16円)

自宅でお仕事をされる方は、パソコンやモニター、空調などで昼間の電力消費が一定して高くなる傾向にあります。

しかし、太陽光発電システムがあれば、太陽光で発電した電気をそのままリアルタイムで消費できるため、蓄電池の負担を減らしつつ効率よく自給自足ができます。

また、食洗機や洗濯・乾燥機の運転も日中にできるため、太陽光で発電した電気を有効活用しやすいライフスタイルといえます。

仕事中の停電リスクも回避できるため、業務の安定性も高まります。

【郊外・広い屋根】売電収益と自給自足を両立させるパターン

【自家消費率:32%(パネルを10kW/発電量1,174kWhに倍増。消費量は一般的な4人家族を想定)】

項目数値計算式(算出根拠)
自家消費量375kWh1,174kWh(10kW発電量) × 32%
売電量799kWh1,174kWh - 375kWh(自家消費量)
経済メリット24,409円(375kWh × 31円) + (799kWh × 16円)

設置スペースに余裕がある場合は、10kW以上のパネルを搭載する大容量シミュレーションが有効です。

自家消費をしても余るほどの電気を作れるため、蓄電池を満タンにした後は余剰電力を売って収入を得ることも可能です。

初期費用は高くなりますが、将来的な投資回収のスピードが速いのがこのパターンの特徴です。

とはいえ、太陽光パネルで発電できる電気量はお住まいの地域や家の屋根の形状などによって異なります。実際にこのパターンで計画を進めるときは、投資回収の時期を判断するにはより細かい条件でシミュレーションしておきましょう。

【都市部・狭小住宅】限られたスペースで効率を最大化するパターン

【自家消費率:64%(パネルを3kW/発電量352kWhに縮小。作った電気をほぼ使い切る想定)】

項目数値計算式(算出根拠)
自家消費量225kWh352kWh(3kW発電量) × 64%
売電量127kWh352kWh - 225kWh(自家消費量)
経済メリット9,007円(225kWh × 31円) + (127kWh × 16円)

屋根面積が限られている都市部の住宅では、パネル1枚あたりの発電効率が非常に重要になります。

実際に精緻なシミュレーションをする際は、小型ながら高性能なパネルと、壁掛けタイプなどの省スペース型蓄電池を組み合わせることを前提にシミュレーションしましょう。

電気を「たくさん作る」よりも「無駄なく使い切る」ことに焦点を当てることで、狭い敷地でも導入メリットを十分に引き出せます。

【シニア・二人暮らし】老後の固定費削減と安心を重視するパターン

【自家消費率:57%(夫婦二人の控えめな消費電力に合わせ、余剰分は売電に回る想定)】

項目数値計算式(算出根拠)
自家消費量334kWh587kWh(総発電量) × 57%
売電量253kWh587kWh - 334kWh(自家消費量)
経済メリット14,402円(334kWh × 31円) + (253kWh × 16円)

お子様が独立し、ご夫婦二人で静かに暮らす世帯では、年金生活を見据えた「固定費の最小化」がテーマになります。

大きな電力は必要ありませんが、将来的な電気代の高騰に左右されない暮らしは老後の大きな安心材料となるからです。

なお、子どもが巣立つまでの間で大容量の太陽光発電システムを導入したようなご家庭では、夫婦2人になれば売電する電気量が増えることが予想できるため、蓄電池を導入して購入する電気量を減らすと経済メリットは大きくなるでしょう。

また、これまでの経験に基づく話ではありますが、シニア層の方は電気代の最適化に高い意識を持っている印象を受けます。

使用電力に応じた無理のない容量の太陽光発電システムと蓄電池を導入することで、家計の負担を減らしつつ、災害時のバックアップ電源としての役割を果たせます。

【ZEH・高断熱住宅】効率的なエネルギー活用で自家消費率を高めるパターン

【自家消費率:75%(高効率な空調や給湯設備により、発電した電気を効率よく家中で活用する想定)】

項目数値計算式(算出根拠)
自家消費量440kWh587kWh(総発電量) × 75%
売電量147kWh587kWh - 440kWh(自家消費量)
経済メリット15,992円(440kWh × 31円) + (147kWh × 16円)

ZEH(ゼッチ:ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの略)や高断熱住宅は、少ないエネルギーで快適に暮らせるのが特徴です。

高性能な住宅設備と太陽光発電を連動させることで、自家消費率を非常に高く維持できます。

国や自治体の補助金を活用しつつ、これから新築される方はこのパターンに当てはまるケースが多いのではないかと考えます。

エネルギーの無駄を極限まで減らしつつ、高い自給率を実現するスマートな暮らしのパターンです。

【夜勤など不規則な生活スタイル】深夜電力と太陽光発電を賢く併用するパターン

【自家消費率:62%(日中の睡眠時の空調利用に加え、夕方から夜間の活動時間に蓄電池から放電する想定)】

項目数値計算式(算出根拠)
自家消費量364kWh587kWh(総発電量) × 62%
売電量223kWh587kWh - 364kWh(自家消費量)
経済メリット14,852円(364kWh × 31円) + (223kWh × 16円)

夜勤がある方など、日中に睡眠をとり、夕方から活動を始めるスタイルでは蓄電池の存在が大きな鍵を握ります。

日中に太陽光でたっぷり貯めた電気を、起床後や出勤前の電力消費が激しい時間帯に充てることができるからです。

ライフリズムが世間とズレていても、蓄電池があれば太陽の恩恵を逃さずキャッチし、高い電気代を払う「損」をしっかりと回避できるのが強み。

経済メリットは蓄電池の有無で大きく左右されます。

【住宅兼店舗・事務所】事業用と家庭用の両方の電気代を削減するパターン

【自家消費率:72%(営業中の店舗や事務所での消費が激しいため、日中の発電分を優先的に消費する想定)】

項目数値計算式(算出根拠)
自家消費量423kWh587kWh(総発電量) × 72%
売電量164kWh587kWh - 423kWh(自家消費量)
経済メリット15,737円(423kWh × 31円) + (164kWh × 16円)

自宅でサロンや事務所を経営している場合、日中の電力消費が一般家庭よりも格段に多くなります。

店舗用の照明やPC、来客用のエアコンなど、仕事で使う電気を太陽光で直接まかなうことで、経費としての固定費を大幅に削減できます。

肝心なのは、事業で必要になる電力量を想定して、太陽光発電システムの発電容量を決めること。

事業とプライベートの両面で節約効果が得られるため、システムの導入費用を回収するスピードを高めやすいのも大きな魅力です。

【3ステップ】シミュレーション結果から算出!元が取れる年数の考え方

太陽光発電と蓄電池の導入を検討する際、最も気になるのが「何年で元が取れるのか」という費用対効果ではないでしょうか。

ここからは、シミュレーション結果をもとに、投資した費用を回収できるまでの年数を簡易的に試算する考え方を解説します。

この計算方法を知っておけば、ご家庭の収支を予測し、導入を判断するうえでの一つの目安となります。

ただし、あくまで簡易的なステップであり、実際の状況とは異なる場合がある点に注意してください。

【Step1】太陽光と蓄電池の導入にかかる初期費用を把握する

元が取れる年数を計算するための最初のステップは、導入にかかるすべての初期費用を正確に把握することです。

費用には、太陽光パネルや蓄電池といった機器本体の価格だけでなく、設置工事費や申請費用なども含まれます。

たとえば、ソーラーパネルは1kWあたり10万円~20万円、蓄電池は1kWhあたり7万円~8万円が価格の目安ですが、これらを合算した総額で見積もりを取得することが重要です。

補助金を利用する場合は、その金額を差し引いた自己負担額を算出しましょう。

【Step2】年間の経済的メリット(電気代削減額+売電収入)を計算する

次に、太陽光と蓄電池を導入することで得られる年間の経済的メリットを計算します。

このメリットは、主に「購入せずに済んだ電気代(削減額)」と「余った電気を売って得た収入(売電収入)」の二つの合計です。

たとえば、毎月の電気代が平均で2万円安くなれば、年間で24万円の削減効果となります。

この金額は季節による発電量の変動やライフスタイルの変化によって月別に変わるため、1年間のシミュレーション結果から算出するのが最も正確です。

【Step3】初期費用を年間の経済メリットで割って損益分岐点を求める

最後に、Step1で算出した「初期費用」を、Step2で算出した「年間の経済的メリット」で割ることで、元が取れる年数(損益分岐点)を求められます。

計算式は「初期費用÷年間の経済メリット(1月あたりの経済メリット×12ヶ月)=回収期間」です。

たとえば、初期費用が250万円で、年間のメリットが25万円であれば、回収期間は10年となります。

この年数はあくまで理論上の簡易的な指標であり、将来の電気料金の変動などを考慮したものではありませんが、太陽光発電システムと蓄電池を導入を判断するための重要な目安になります。

「太陽光発電+蓄電池」を賢く導入する3つの重要ポイント

シミュレーションで経済的なメリットを確認し、導入に前向きになったとしても、実際に後悔しないためには、賢い選び方を知っておく必要があります。

高価な設備だからこそ、契約は慎重に進めなければなりません。

以下では、導入を成功させ、納得のいく結果を得るために特に重要となる3つのポイントを解説します。

・ポイント①:複数の業者から相見積もりを取る

・ポイント②:国や自治体の補助金制度を最大限に活用する

・ポイント③:保証内容とアフターサポートをしっかり確認しておく

これらの注意点を押さえておくことで、安心して太陽光発電システムと蓄電池の導入を進められます。

ポイント①:複数の業者から相見積もりを取る

太陽光発電や蓄電池を導入する際は、必ず複数の販売・施工会社から見積もりを取り、比較検討することが重要です。

なぜなら、1社だけの提案では、その価格や内容が妥当かどうかを判断できないからです。

一方で、複数の工務店や専門業者に依頼すれば、おおよその価格相場を把握できます。

また、各社の提案内容を比較することで、ご家庭に最適な機器の組み合わせや、より信頼できる会社を見つけやすくなります。

手間はかかりますが、この一手間が後悔しないための最も確実な方法です。

ポイント②:国や自治体の補助金制度を最大限に活用する

太陽光発電と蓄電池の導入費用を抑えるためには、国や地方自治体が実施している補助金制度を最大限に活用することが欠かせません。

これらの補助金は申請できる期間や対象となる条件が定められており、予算が上限に達すると締め切られてしまいます。

そのため、検討を始めた段階で、お住まいの自治体のWebサイトなどを確認し、最新の情報を集めておくことが重要です。

また、信頼できる業者であれば補助金申請をしっかりサポートしてくれますので、二人三脚で進めていきましょう。

ポイント③:保証内容とアフターサポートをしっかり確認しておく

太陽光発電や蓄電池は、10年、20年と長期にわたって使用する設備です。

そのため、購入時の価格だけでなく、長期的な運用を見据えた保証内容やアフターサポート体制を必ず確認しておきましょう。

たとえば、メーカーによる機器保証はもちろん、施工会社による工事保証や、定期的な点検サービスの有無などを事前にチェックしましょう。

設置実績が豊富で、地域に根差した信頼できる優良な事業者を選ぶことが、安心して長く使い続けるための鍵となります。

【実例で解説】太陽光+蓄電池の導入で「失敗」を避ける3つの注意点

太陽光発電と蓄電池を導入するにあたり、よくある失敗パターンを熟知しておくのも得策です。

ここでは失敗を避けるために、3つの注意点についてご紹介します。

エコナビ本舗の経験談を交えつつ解説しますので、将来的に後悔しないためにもそれぞれチェックしておきましょう。

生活スタイルに合わない「容量選び」による失敗

もっとも多い失敗は、蓄電池の容量がご家庭の電力消費量と合っていないことです。

たとえば、安さを優先して小容量のものを選ぶと、夜間の電力をまかないきれずに電気を買うことになります。

逆に、大きすぎるものを選ぶと、初期費用の回収に時間がかかりすぎてしまうこともあります。

シミュレーションをもとに、わが家にとっての「過不足ないサイズ」を見極めることが、経済的なメリットを最大化するポイントといえます。

設置環境の確認不足で「発電量が足りない」事態に

下記のような要素は、発電量に直接影響を与える重要な要素です。

  • 屋根の形状
  • 屋根の向き(方位)
  • 周囲の建物の影

事前の調査が不十分だと、シミュレーション通りの発電が得られず、シミュレーションと実績のギャップに驚くことになりかねません。

また、塩害地域や積雪地域など、お住まいのエリア特有の環境に適した機種を選んでいるかどうかも確認しましょう。

現場の状況を正しく把握してくれる、信頼できる専門家の意見を聞くことが欠かせません。

メンテナンス体制や保証内容を軽視してしまうリスク

太陽光パネルや蓄電池は、10年、20年と長く使い続ける設備です。

そのため、製品自体の性能だけでなく、導入後のアフターサポートや保証期間が非常に重要になります。

たとえば、パワーコンディショナー(発電した電気を家庭で使えるように変換する装置)は、一般的に10年から15年で交換が必要といわれています。

こうした将来の維持費を含めてシミュレーションを行わないと、長期的な収支計画が崩れてしまう原因になるため注意が必要です。

太陽光発電と蓄電池の家庭別シミュレーションに関するよくある質問

ここでは、太陽光発電と蓄電池の導入を検討する際に、多くの方が抱く疑問や不安について、FAQ形式で端的にご説明します。

シミュレーションや業者選びを進める前に、基本的な疑問点を解消しておくことで、よりスムーズに検討を進めることができます。

それぞれ前もって押さえておきましょう。

蓄電池の寿命はだいたい何年くらいですか?

蓄電池の寿命は一般的におよそ10年~15年程度といわれています。ただし、使用環境や充放電の頻度によって性能は徐々に低下します。

多くのメーカーが10年以上の製品保証を付けているため、保証期間と内容を確認することが重要です。

太陽光発電と蓄電池の経済メリットをシミュレーションするときは、将来的な交換費用やメンテナンス費用も考慮しておきましょう。

停電した時は家中の電気がすべて使えますか?

製品のタイプ次第で、停電時に電気が使える範囲は異なります。

「全負荷型」というタイプなら家中の電力をバックアップできますが、「特定負荷型」の場合は、リビングの照明や冷蔵庫など、あらかじめ決めておいた最低限の回路しか使えません。

IHやエアコンなど200Vの家電は非対応の場合が多いです。

蓄電池を導入する際は、停電時の生活パターンをしっかり想定したうえでご家庭にマッチしたタイプを検討しましょう。

天気が悪い日や発電量が少ない日でも電気は使えますか?

はい、問題なく電気は使えます。

曇りや雨の日で太陽光の発電量が不足したり、蓄電池に貯めた電気がなくなったりした場合は、自動的に電力会社からの供給に切り替わるからです。

そのため、利用者が意識することなく、通常通りに電気を使用できるので安心です。

自分に最適なプランを知るために!まずはプロの無料診断を活用しよう

「わが家の場合は結局どうなるの?」と気になった方は、一度プロのアドバイスを受けてみるのが一番の近道です。

屋根の面積や家族の人数、毎月の検針票(電気代の明細)があれば、より精度の高いシミュレーションが可能です。

私たちエコナビ本舗では、こうした個別診断を無料で行っています。

専門用語もわかりやすく解説しますので、初めて検討する方でも安心してご相談いただけます。

当然ですが無理な勧誘などはありませんので、まずは気軽に相談してみることから始めましょう。

まとめ

今回は、太陽光と蓄電池の家庭別シミュレーションについて、さまざまなライフスタイルに合わせた12のパターンや、元が取れる年数の考え方、そして導入で後悔しないためのポイントを解説しました。

電気代高騰や災害対策、FIT制度終了後の自家消費シフトにより、太陽光発電と蓄電池のセット導入がますます注目されています。

経済効果は共働き世帯やオール電化住宅など、家庭のライフスタイルによって大きく異なるため、導入する前にシミュレーションは欠かせません。

「自分の家の場合はどうなるのか」を正確に知るには、プロによる精緻な個別シミュレーションをおすすめします。

なお、元が取れる年数は「初期費用÷(電気代削減額+売電収入)」という簡易的な計算で目安を把握できます。ただし、太陽光発電システムで作れる電力量は天候などの条件によって左右されることや、各種システムにはメンテナンス費用などがかかる可能性も考慮しておきましょう。

また、太陽光発電と蓄電池の導入を成功させるには、以下の3つのポイントを実践しましょう。

  • ポイント①:複数の業者から相見積もりを取る
  • ポイント②:国や自治体の補助金制度を最大限に活用する
  • ポイント③:保証内容とアフターサポートをしっかり確認しておく

太陽光発電と蓄電池は、ご家庭の電気代を削減するだけでなく、災害への備えや環境貢献にもつながる有益な設備です。

もし、よりくわしいシミュレーションや具体的な製品について知りたい場合は、私たちエコナビ本舗にもご相談ください。

経験豊富なスタッフとともに、納得のいくシミュレーションを行い、わが家だけの「最適解」を見つけ出しましょう。

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太陽光発電の普及を通じて、クリーンで持続可能なエネルギー社会の実現に貢献したいと考えています。
革新技術に挑戦し、環境保護とエネルギー効率向上を目指します。

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